【おうちづくりコラム】資金計画の前にすべきこと

ここ2、3年で建築費が
500万円~600万円ほど上がってしまたため、
これから家を建てる方は単純に
その分予算が上がってしまうわけですが、
とはいえ、インフレは食料品や日用品といったものも
当然値上がりしているため
単純に上がった分だけ返済負担を上げるという
選択を取るのはかなり勇気がいることだと思います。

インフレによって
今後所得が上がっていく可能性があるとしても、
実際に所得に反映されるまでは
けっこうなタイムラグがあるでしょうし、
今後は社会保険や税金なども
容赦無く上がり続けていくのは
ほぼ間違いなさそうですしね。

そんなわけでここからは
資金計画を立てる前にやってもらいたいことついて
お伝えしていきたいと思います。

これらを知り実行していただくかどうかで
きっと今後、金銭的にも気持ち的にも
大きな差が生まれることは間違いないので、
まずは知識を頭に入れてください。

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家を持ちながらも金銭的にも気持ち的にも
充分なゆとりを持っていただくためには、
まずは家計を見直すことによって
「貯蓄資金」を少しでも多くつくらなければいけません。

そして、その「貯蓄資金」の大部分を分散しつつ
長期に渡り積み立ていかなければいけません。

長期積立投資に回す理由は、
長期間になればなるほどお金が雪だるま式に増える
「複利」の力が最大化していくから。

そして、短期的、中期的には
アップダウンを繰り返す株式市場も、
過去のデータを見る限り
長期的に見れば右肩上がりで進んでいくので、
目先の動きを気にせず
積み立て方式で買い続けていけば、
自然とお金が増えていくような
仕組みになっているから。

そして、なによりその増える割合が、
過去のデータが実証しているように
0.02%(普通預金金利)や
0.3%(10年定期預金金利)という
銀行の預金金利はもちろん、
1%前後の住宅ローン金利よりも圧倒的に高いからですね。

過去のデータをもとに
平均的に見積もると年率6%~7%、
弱気にその半分として見積もっても、
年率3%ぐらいの割合では
毎年平均でお金が増えていくのでは
と個人的には考えています。

仮に、今後40年間
毎月5万円ずっと貯蓄していくとして、
これが銀行であれば元本の2400万円に
毛が生えた程度にしかなりませんが、
年利3%ずつ増えていくとしたら
元本の2400万円が4000万円に、
年利6%ずつ増えていくとしたら
6000万円にもなる可能性があるのが
長期積立投資の真骨頂ですからね。

これだけの資金余力が確保出来るとしたら、
たとえ私たちが老後を迎える時、
年金が減ってしまうかもしれないとしても
不安を感じることもないのではないでしょうか。

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また、長期積立投資を継続することによって
金銭的にも気持ち的にもゆとりが手に入るとしたら、
これからの働き方にも大きな違いが
生まれてくるのではないかと思っています。

そんなわけで、
お金が増える可能性があるこの「長期積立投資」を
今後絶え間なく継続していただくために
まずはその資金を出来るだけ多く
つくってもらう必要があるというわけですね。

現在は、国が推奨する「NISA」という制度があり、
増えた分に通常かかる約20%の税金も免除されるため、
その分さらにお金が増えるわけですしね。

では、この「貯蓄資金」を
少しでも多くつくるためには
一体何をどうすればいいのか?

もちろん、夫婦で協力して働き
所得を上げることが大前提ではありますが、
まずは、いらない保険は全て解約すること。
そして、住宅ローンの返済を最大限長くすること。
最後に、家づくりのコストを少しでも
抑えられるような家の建て方を知ること。

大きく分けるとこの3つなので、
次からはこれら1つ1つについて
詳しくお伝えしていきたいと思います。

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